花粉症の薬は眠くなる?その理由を知って正しく使おう

日中花粉症の薬を使えない理由の一つが眠くなることですね。中には眠くなりにくいと書いてある薬も存在しますが、車を運転する仕事をされている方や、それでなくても眠くなるような仕事をしている方は使いにくいというのが現状です。

それでも、どうしても症状が治まらない場合は、薬のチカラに頼る以外にありません。しっかりと薬の説明を読み、正しい知識を身に着けてうまく付き合っていきたいものです。

花粉症の薬って、飲むと眠くなりますよね。私も花粉症で薬を飲み始めてから、昼間に猛烈に眠くなるので苦労しています。花粉症で眠くなるのは花粉症の薬が「抗ヒスタミン薬」であるためです。抗ヒスタミン薬というのは、白血球から出るヒスタミンという物質をおさえる薬のことです。

ヒスタミンには、かゆみ、鼻水、くしゃみを起こす作用があります。これをおさえるのが抗ヒスタミン薬。そもそも、ヒスタミンというのは、鼻水やくしゃみを引き起こすためのもの。だから嫌われがちです。

でも、ヒスタミンにはほかにも作用があります。たとえばそれは、以下のような作用です。

★脳を覚醒させる作用
★学習と記憶を高める作用
★食欲を低下させる作用
★ストレスによる過剰反応を抑える作用
★けいれんをおさえる作用。

私たちの体にとって、悪くもないな、と思える作用がありますよね。抗ヒスタミン薬を飲むと、このようなヒスタミンの作用をすべておさえてしまうため、下記のような効果が出てきます。

★眠くなって活動性が落ちる
★痛み、かゆみがおさえられる
★食欲が増える
★けいれんを起こしやすくなる

抗ヒスタミン薬と言っても、眠気の起こりにくい第1世代の薬、眠気をおさえる第2世代の薬の2種類があります。抗ヒスタミン薬が脳に働くと眠くなります。そこで、脳へ薬が生きにくいようにしたのが、第2世代の抗ヒスタミン薬です。

「ケトチフェン(ザジテン)」などは、眠くなりやすいといわれています。第2世代の抗ヒスタミン薬の中で、眠くなりやすい「非鎮静性の抗ヒスタミン薬」は以下の通り。

★フェキソフィナジン(アレグラ)

 


眠気の頻度 成人:2.3% 子供:3.2%

自動車を運転するとき、影響を起こしにくい薬だと認められています。ふつう、抗ヒスタミン薬には添付文書に服用時の自動車運転などに注意するようにという但し書きがあるのですが、アレグラの添付文書にはそれを書いてありません。

★ロタラジン(クラリチン)

眠気の頻度 成人:6.35% 子供:3.6%

薬の添付文書に「運転に提供がある」という記載がありません。服用時の眠気が記載されていないのは、このロタラジン(クラリチン)と、前述のフェキソフィナジン(アレグラ)だけです。上記2つが、花粉症のための抗ヒスタミン薬の中で、眠気が起こりにくいものです。

そのほか、脳への影響が少ない薬をもう1つ挙げるとすれば、エピナスチン(アレジオン)でしょう。

★エピナスチン(アレジオン)

 


眠気の頻度 錠剤:1.21% 子供:2.89%

これも眠気が起こりにくい花粉症の薬です。ただ、眠気は起きます。車の運転等に危険を伴う可能性があると、添付文書に書かれています。

いろいろな花粉症薬がありますが、比較的眠気が起こりにくいのはこのほかに、エバスチン(エバステル)、ベポタスチン(タリオン)、酸セチリジン(ジルテック)などがあります。しかし眠気には個人差があります。

それに、最初の2つ以外の薬は、飲んでからの車の運転は避けるべきでしょう。通常の生活で、比較的眠くなりにくいということです。

薬を服用するときは、必ず注意書きをよく読んで正しく使ってください。注意欄に何か書いてある場合は、必ず守らなければいけません。容量を守らなかったりするのはもってのほか。私の鼻炎はひどいですが、「万が一」の時しか薬を使うことはありません。

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